「性能の良い家を小さく建てましょう」といい続けて20年の共栄が、ガーデンを生かした外構づくりをスタートさせました。外構工事は「単なる境界線上の工事」という時代から、「家と一番身近な自然である庭を含めた敷地全体の空間デザイン」へと移り変わっています。
デザインというと単なるアート作品のように感じる方も多いかもしれませんが、ここでいう空間デザインは”理想の暮らし方や現在の困り事を1つずつ解決する”ことから始まります。
現在、共栄建築のロジカルガーデンの監修とご指導を、空間デザイナーの星ひで樹氏にお願いしています。
星氏の「デザインには理由がある」をコンセプトにした空間デザインは動線と気勢がコントロールされた心地よい空間を生み出します。
家を建てたとき庭を造ったけれど、今は一歩も足を踏み入れていない。
建売を買ったので出来上がっていた外構とお庭。もっと自分好みにしたい。
木が大きくなりすぎてジャングルになってしまい、整理して使える庭にしたい。
家は建てたものの(又は家はこれから建てるけど)、外構や庭がしっくりこない。
一部だけ直したい。
共栄では、50周年の節目となる年を迎えるにあたり、ロジカルガーデンのモデルガーデンを造りました。
このガーデンを造るにあたって、現在ガーデンの講師をして頂いている星氏に要望したことは「背景のある雑木林を生かしてほしい」ということだけでした。出来上がったデザインは、バードバスを中心とした円と長方形のパーゴラを斜めに設置することで、奥行を感じることができます。
枕木とパーゴラの中を散策する回遊型(洋)と、塀越しに置かれたベンチに腰掛けて景色を眺める滞在型(和)をつくりました。展示場としても機能するように、住宅によく使う材料や草木を使用しました。星氏がデザインする上で大切にしているのは「使う庭」。是非、地域の交流や散歩途中の休憩所として使っていただきたいと思います。